放射能に向き合う日々

全国の各地のまきストーブで高濃度に放射能汚染された灰が日々生産されている恐れ有り。


東北・関東の薪ストーブの灰に含まれる放射性セシウムを環境省が調査したが、その最大の汚染値は24万Bq/kgにも達していた。

環境省は東北・関東の汚染重点地域である102市町村に対して、一般家庭が薪ストーブの灰を庭や畑にまかないように指導し、市町村が一般廃棄物として灰を収集するようにと指導したことはすでに以前のブログでご紹介した。

しかし、こうした指導は汚染重点地域の市町村のみで果たして充分なのだろうか?

薪ストーブの薪が一般的に薪ストーブの所有者が自分の山から切り出してきているものであれば、環境省の措置は充分だろう。

しかし、今のご時勢、薪ストーブで使われる薪は、店から買ってきているというのが普通なのではないだろうか。

農林水産省の統計によれば、生産されている薪のうち宮城県と福島県が占めるシェアは5割にも達している。

今回の調査でも、宮城県と福島県の薪とストーブの灰から高い放射性セシウムが検出されている。

環境省は「薪ストーブ等を使用する場合は、その使用に伴い発生する灰が高濃度にならないよう、できる限り流通している薪を使うように」と言っているが、高濃度に汚染された薪が福島から岐阜県を経由して沖縄まで流通し、その薪を燃やした灰を使った沖縄そばから放射性セシウムが検出された事件があったことは2月15日のブログでとりあげた通りである。

農林水産省は、2月24日に再度各県に汚染薪を流通させないように指導しているが、実際に放射性セシウムが含まれているかどうか検査してから薪が出荷されているのかどうかは、各県が調査体制も検査結果も公表していないことから、きちんと検査が行われているかは疑問だ。

今も全国各地に汚染薪が流通し、何万・何十万Bq/kgと高濃度に汚染された薪ストーブの灰が日本中で畑や庭にまかれている可能性がかなり高い。

政府は早急に汚染薪の流通実態を行うべきである。

・薪ストーブ 等を使用した際に発生する灰の取扱い について 環境省 平成24年1月19日
http://www.env.go.jp/jishin/rmp/attach/no120119001.pdf
放射性セシウム最高検出値
 まき(福島県二本松市の民家で屋外保管されていたもの・皮付き)
    4,395Bq/kg
 灰 43,780Bq/kg
汚染状況重点調査地域※においては、一般家庭の薪ストーブの灰を庭や畑にまいたりさせず、市町村等が一般廃棄物として収集し、放射能濃度の測定を行った上で処分を行う様に指示。
※放射性物質汚染対処特措法により地域の平均的な放射線量が1時間当たり0.23マイクロシーベルト以上の地域を含んでいることを基準として定められた岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉県内の102市町村

(参考)
平成23年12月19日 環境省
放射性物質汚染対処特措法に基づく汚染廃棄物対策地域、除染特別地域及び汚染状況重点調査地域の指定について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14598

・「薪ストーブ等を使用した際に発生する灰の取扱いについて」に関するQ&A 平成24年1月23日 環境省
http://www.env.go.jp/jishin/rmp/attach/no120119001_qa.pdf
Q2.取扱通知に基づく対応は、汚染状況重点調査地域のみで行えばよいのか。
A2.取扱通知については、汚染状況重点調査地域を対象としています。・・

・宮城県仙南地区における一般家庭等で使用される薪及び薪の灰の調査結果について 環境省 平成24年2月10日
http://www.env.go.jp/press/press.php?

serial=14805&mode=print

放射性セシウム最高検出値
 まき  730Bq/kg
 灰 59,000Bq/kg

・東北地方及び関東地方における一般家庭等で使用される薪及び薪の灰等の調査結果について 環境省 平成24年2月24日
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14885

放射性セシウム最高検出値


 岩手県 10,100Bq/kg
 宮城県 14,100Bq/kg
 福島県 240,000Bq/kg
 茨城県  9,500Bq/kg
 栃木県 4,700Bq/kg
 群馬県 8,000Bq/kg
 埼玉県 1,310Bq/kg
 千葉県 2,120Bq/kg


 岩手県  770Bq/kg 
 宮城県  231Bq/kg
 福島県 1,460Bq/kg
 茨城県  159Bq/kg
 栃木県  400Bq/kg
 群馬県  270Bq/kg
 埼玉県  85Bq/kg
 千葉県 244Bq/kg

今回の調査結果を踏まえ、改めて以下のことについて周知を行います。

(1)薪ストーブ等を使用する場合は、その使用に伴い発生する灰が高濃度にならないよう、できる限り流通している薪(林野庁の指標値である40Bq/kg以下のもの)又は安全

が確認されている薪を使用すること。やむを得ずそれ以外の薪を使用する場合には、放射性セシウムが付着している表面の部分を取り除いて使用することが望ましいこと。 (

2)薪の灰については、その安全性が確認された場合を除き、庭や畑にまくことなく、市町村等が収集し、保管・処分等を行うこと。

・平成22年 薪 生産量

宮城県 31,920 m3
福島県 10,781
全国  85,481

(宮城県+福島県)/全国=50%
出典 特用林産物生産統計調査(農林水産省)

target="_blank">http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/tokuyou_rinsan/index.html



・調理加熱用の薪及び木炭の当面の指標値の設定について 平成23年11月2日 農林水産省
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/shintan1.html
放射性セシウムの指標値として、薪 40ベクレル/kg(乾重量)、木炭280ベクレル/kg(乾重量)を当面の値として設定

・東日本大震災について~調理加熱用の薪及び木炭の当面の指標値設定に関するご質問と回答について~ 農林水産省 平成23年11月18日
http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/tokuyou/111118_1.html
Q2において「灰1kg当たりの放射性セシウムの濃度が薪1kgと比べて182倍、木炭1kgと比べて28倍となる」、「薪及び木炭の燃焼により生じる灰が、8,000Bq/kg以下となるよう、薪の指標値を40Bq/kgとした」と説明。
Q3において 「薪ストーブなどの小規模な家庭用暖房器具において薪及び木炭を使用した場合の燃焼灰の放射性セシウム濃度は、調理加熱用に使用した薪及び木炭の灰の場合と同程度に高いと考えられるため、今回の指標値を適用します。」と説明。

・調理加熱用の薪及び木炭の安全確保について 平成24年2月24日 農林水産省
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/shintan9.html
当面の指標値を超える薪及び木炭が生産、流通、使用されることがないよう、改めて周知徹底
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by touten2010 | 2012-03-17 23:49 | 薪・炭・きのこ原木 | Comments(0)

福島原発事故の後、全ての日本人が放射能と向き合って暮らすことを運命付けられた。その一人として日々の放射能の情報を整理し、これに向き合う。
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