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放射能に向き合う日々

高濃度放射能に汚染された水産物についての注目すべき研究成果

高濃度放射能汚染地下水が海へ流れ出している危険性が高まり、これから水産物の放射能汚染が広がっていくことが懸念される。

6月に、これまで高濃度に放射能汚染された魚類について、その汚染の過程等を研究調査した成果が発表されている。

なかなか注目すべき研究成果が発表されている。

注目される点は以下の通りだ。

・福島原発の近海の海底は放射能汚染が高く、その海底に生息する小型の甲殻類は放射能汚染が高い。

・それを餌として港湾内で生息している底生魚のアイナメは非常に高い放射能に汚染されている。

・アイナメは、最大27kmの移動が報告されており、福島原発から20km離れた地点で、福島原発港湾内からさまよいでたアイナメが見つかっており、その放射能汚染度は放射性セシウム濃度25,800Bq/kgと非常に高い。

・宮城県の仙台湾に、放射性セシウムが500Bq/kgを超えて検出される、高濃度放射能汚染クロダイが、全個体中数%~10%という高い比率で採取される
海域がある。

・仙台湾の河口海域等を調査すると、海底の凹み地形で放射線量が高く、海底の放射能汚染には濃淡がある。

いずれも水産物の放射能汚染の原因を解明していくための貴重な成果だ。

平成24年度 科学技術戦略推進費 「重要政策課題への機動的対応」に係るプロジェクト プロジェクト名 高濃度に放射性セシウムで汚染された 魚類の汚染源・汚染経路の解明のための 緊急調査研究
平成25年6月 水産総合研究センター公表
http://www.fra.affrc.go.jp/eq/Nuclear_accident_effects/senryaku_summary.pdf

平成24年度 科学技術戦略推進費 「重要政策課題への機動的対応」に係るプロジェクト プロジェクト名 高濃度に放射性セシウムで汚染された 魚類の汚染源・汚染経路の解明のための 緊急調査研究
平成25年6月 水産庁
http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/pdf/kouhyou.pdf



by touten2010 | 2013-07-11 06:34 | 水産物

福島原発事故の後、全ての日本人が放射能と向き合って暮らすことを運命付けられた。その一人として日々の放射能の情報を整理し、これに向き合う。
by touten2010

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