放射能に向き合う日々

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宮城県、栃木県で、野生のタラの芽、コシアブラに出荷制限が設定されました

4月25日宮城県気仙沼市、栗原市、大崎市産の野生のタラの芽に対して、厚生労働省から宮城県に出荷制限の指示が出された。
今年になって基準値を上回る放射能が検出されたタラの芽は、栗原市産のものだけなのだが、気仙沼市産には平成25年に、大崎市産には平成24年に基準値超の値が出ていたために、両市を含めて出荷制限となったもののようだ。

また、同日、栃木県高根沢町産のコシアブラに対して、栃木県に出荷制限の指示が出されている。

栃木県産コシアブラについては、既に18日に日光市産に対して、出荷制限の指示が出されている。


原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定について
平成26年4月25日 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000044828.html
1  宮城県 に対し、 宮城県 気仙沼市 ( けせんぬまし ) 、 栗原市 ( くりはらし ) 及び 大崎市 ( おおさきし ) で採取された野生のタラノメ について、本日、出荷制限が 指示されました。
2  栃木県 に対し、 栃木県 高根沢町 ( たかねざわまち ) で採取された野生のコシアブラ について、本日、出荷制限が 指示されました。

原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定について
平成26年4月18日 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000044008.html
栃木県 に対し、 栃木県 日光市 ( にっこうし ) で採取された野生のタラノメ について、本日、出荷制限が 指示されました。

たらのめ(野生 )の放射性物質検査結果について
平成26年4月24日 宮城県庁
http://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/255270.pdf
栗原市 H26年4月23日 160 Bq/kg
大崎市 タラノメ (野生 )(H24.5.8) 260ベクレル/kg
気仙沼市 タラノメ(野生 )(H25.5.12) 220 ベクレル/kg
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by touten2010 | 2014-04-29 23:44 | 山の幸 | Comments(0)

除染終了宣言が原発事故災害避難者にとって暗いニュースなのはなぜか

4月27日のNew York Timesは、4月1日に避難指示解除準備区域の避難指示を解除された田村市都路地区の住民たちが、放射能が恐ろしくて帰ることができず、かといって充分な補償も得られていないため、新しい生活をどこか外の場所で始めることもできず、放射能による被ばくの危険性に満ちた村へ帰るようにと国や東京電力より圧力を受けていると感じていることを報道している。

避難指示の解除を政府やマスコミは復興への一歩という明るいニュースだと高らかに報道したが、そのニュースは大半の避難住民にとっては暗いニュースだったということだ。

生活支援を打ち切られ、仮設住宅は閉鎖されようとしており、避難住民は帰還への強制的圧力をひしひしと感じているという。

住民の一人は言っている、「政府が十分な補償をしようとしないのは、我々を帰還へ追い込むたためだ。」

専門家によると、住民が政府の帰還への圧力を感じているのは、政府ができるだけ現状回復をして、強力な原子力産業界への国民の非難を避けようとしているからだと、この記事は解説している。

安倍政権は、原子力発電を推進するために、原発事故被災者を棄民しようとしているのだ。企業の繁栄のために国民を棄てるのが、アベノミクスの本質だと言えよう。


Forced to Flee Radiation, Fearful Japanese Villagers Are Reluctant to Return
By MARTIN FACKLERAPRIL 27, 2014
http://www.nytimes.com/2014/04/28/world/asia/forced-to-flee-radiation-fearful-japanese-villagers-are-reluctant-to-return.html?ref=asia&_r=0&version=meter+at+5®ion=FixedCenter&pgtype=article&priority=true&module=RegiWall-Regi&action=click
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by touten2010 | 2014-04-29 07:28 | 全般 | Comments(0)

くみ上げて海へ放出する予定の地下水の放射能汚染値が上昇中

事故原発建屋に流れ込む地下水を減らすために、事故原発建屋の陸側で地下水をくみ上げ海を放出する作業の準備が進められている中で、くみ上げ予定の揚水井の地下水における放射性トリチウムによる汚染が一部で上昇している。

16日には、一つの揚水井で東京電力が自主的に決めた基準値を初めて上回った。

東京電力は、他の揚水井では自主基準値を下回っており、他の揚水井のくみ上げ地下水と混ぜて汚染度を薄めてから放出するので大丈夫だとコメントしている。

しかし、揚水井から汚染水漏れタンクの側の地下水の放射能汚染は放射性トリチウムの値を見ると確実に広がってきており、将来的には必ず全ての揚水井のトリチウム汚染値が基準値を上回ることになる可能性が大だ。

「大丈夫」なのはあくまでも当面だけの話だ、東電が汚染をきちんと測り続けるかどうか、国民の監視が必要だ。

2014年 4月 17日 19:30 JST 更新
WSJ 日本版
井戸1カ所でくみ上げ停止=地下水放出、基準値超?福島第1
http://jp.wsj.com/article/JJ11218858799618834763017596447880578550483.html

福島第1の地下水バイパス、井戸ひとつで放出基準値超え
2014/4/17 23:51 日経
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1704I_X10C14A4CR8000/
「12本あるくみ上げ用井戸のうち1本の水から、放射性物質のトリチウムが1リットル当たり1600ベクレル検出され、東電が自主的に定めた放出基準値(同1500ベクレル)を初めて上回った。」
「ほかの11本のトリチウム濃度は同検出限界以下~330ベクレルと基準値を大幅に下回っている。12本の井戸でくみ上げた水を1つのタンクにためて海に流すため、東電は5月開始を予定している海洋放出に影響はなさそうだとしている。」と報道。

海洋放出の基準クリア=くみ上げ地下水610トン-福島第1
(2014/04/18-21:25)時事通信
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2014041800852

福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果
平成26年4月17日
東京電力株式会社
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2014/images/pump_well_14041701-j.pdf

No.12 4月15日サンプリング
 1,600Bq/l(過去最大値)

福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/index-j.html

No.12のトリチウム過去最大値上昇の経緯
サンプリング日
4月8日 1,300
3月4日 1,200
2月11日 1,100
2013年
12月24日 1,000
9月1日  910

福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果
平成26年4月20日
東京電力株式会社
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2014/images/pump_well_14042001-j.pdf

No.12 4月18日サンプリング
トリチウム 1,200Bq/l

福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける
水漏れに関するサンプリング結果について(H4エリア周辺)
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2014/images/around_h4_14042001-j.pdf

・トリチウム(Bq/l)最大値
揚水井に近い側の地下水サンプリング
E-5 3,100〔2013/11/10,11/13〕
E-7 1,100 <2/19>
E-8 2,300 〔11/13〕

汚染水漏出タンクに近い側の地下水サンプリング
E-9 51,000 〔2013/11/25〕
E-10 54,000 <1/21>

漏水タンク近くの地下水サンプリング
E-1 790,000 〔2013/10/17〕

 
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by touten2010 | 2014-04-21 06:31 | 放射能汚染水の海水流出 | Comments(0)

世界に恥をさらす福島第一原発の廃炉作業

New York Timesは3月21日「恥ずべき福島の除染作業」という社説を掲げた。

概要は以下の通り。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
事故により損傷を受けた福島第一原発の廃炉作業においては、責任逃れが蔓延している。

3,000人の建設労働者が働いているが、彼らはほとんど作業訓練を受けておらず、非熟練工で、放射能についての知識もかけている。

彼らの給料は1日150ドルで通常の建設労働者の日給よりも安い。多くは無慈悲な手配師により集められた者で、基準の被ばく量に達すれば、順番に解雇されてゆく。

専門家は、労働者が熟練者でないことが、大規模な放射能汚染水漏れが何度も起きることにつながっていると指摘している。

東京電力が廃炉作業の責任者だが、彼らは建設会社を雇って作業を行わせており、その建設会社はまた別の建設会社達に仕事をやらせている。現場で働いている建設労働者はそうした建設会社の元請、下請け、孫請けといったピラミッド構造の底辺に位置しており、最近タイムズが報じたところによれば、東京電力社員と比較して2倍の被ばくをしている。東京電力はそうした状況についてコメントする立場に無いという。東京電力は底辺の現場で何が起きているかをつかんでいないように思える。そこには1000以上もの会社が関与している。

元請、下請け、孫請けといったシステムは原子力産業が1970年から取り始めたシステムであるが、福島のような緊急事態が継続している現場にとってはそれはとても危険なシステムである。

更に言うと、東京電力が放射能汚染を除染し、放射能汚染水をコントロールし、メルトダウンした核燃料を取り除いて廃炉とするという作業を行う能力があるのか疑問だ。廃炉作業は一電力会社の能力と専門能力を超えた業務である。

日本政府はこれまで原子力発電の展開をリードしてきたが、福島第一原発の廃炉作業については東京電力に責任を押し付けている。

政府は、東京電力の出資者や融資者の銀行を守るために、東京電力を支えるために国民の税金を用いて原子力損害賠償支援機構を起ちあげ、東京電力に事故原発処理に対応する資金を提供している。この方法は都合良く政府が廃炉に対する責任を持たずに済むような仕組みになっている。

しかし(除染にたずさわる)労働者たちの状態が悲惨であるが示すように、廃炉計画は達成できていない、特にメルトダウンした原子炉をどう処理するのかは全く目途がたっていない、そして放射能漏れがいつになったら終わるのかもわからない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

New York Timesは、われわれが目をそらしがちな廃炉作業に携わっている労働者たちの悲惨な状況と、福島第一原発の廃炉の見通しの暗さをするどく指摘している。

安倍政権は、福島第一原発事故の処理に全く目途がたたないまま、政府は事故の処理を東京電力に押し付けて悲惨な現場を放置し、一方で原発推進に方向を転じているのだ。

こんなことが許されるのか。

Fukushima’s Shameful Cleanup
By THE EDITORIAL BOARDMARCH 21, 2014
New York Times
http://www.nytimes.com/2014/03/22/opinion/fukushimas-shameful-cleanup.html?_r=0

11 April 2014 BBC
Japan approves energy plan backing nuclear power
http://www.bbc.com/news/world-asia-26984113

原発「ゼロ」から「重要」に転換 エネルギー基本計画閣議決定 
2014.4.12 09:03 MSN 産気
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140412/fnc14041209030006-n1.htm


新しいエネルギー基本計画が閣議決定されました
平成26年4月11日(金) 経済産業省
http://www.meti.go.jp/press/2014/04/20140411001/20140411001.html
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by touten2010 | 2014-04-12 18:34 | 廃炉への行程 | Comments(0)

ハーグ核セキュリテイ・サミットの最大の成果は「潜在的核保有国日本が国際社会へ与える脅威」の低減こと

3月24日・25日、オランダのハーグで開催された核安全保障サミットで、日本は米国から1960年代に提供を受けていた、核兵器に転用可能な高濃縮ウランと分離プルトニウム315kgを米国へ返還することで合意した。

このニュースは24日BBCで大きく取り上げられ、New York Timesは25日の社説でとりあげられるなど、国際Mediaで大きなニュースになっている。

New York Timesの社説によれば、
「ハーグ核セキュリテイ・サミットでは、核兵器の原料となる核燃料の安全保証に大きな前進があった。最も劇的なジェスチャーは日本から示された、日本はすぐに核兵器を作りだせるほど濃縮度の高い1,100パウンドのプルトニウムと高濃縮ウランを廃棄のために米国に返還しすると発言した。この決定は重要である。

 日本は発電や調査のためにこうした核物質を保有していたのであり、核兵器製造のために保有していたのではない。しかし、日本は国家主義的になってきており、日本は核兵器を持つべきであるという主張も生まれてきている。イランは自国の原子力発電計画についての各国との交渉に
おいて、日本がすぐにでも核兵器を作りだせる核物質をため込んでいることを指摘し、核兵器保有国としての脅威の判断基準にダブルスタンダードがあることの証拠だと主張してきた。」

 BBCは「安倍政権は米国からのこの核物質の返還要請に対し、抵抗を示してきたと報道されれている」と報じている。

 つまり、プルトニウム等の米国への返還により、日本が明日にでも核兵器保有国となるリスクが低減されるとともに、イランの核兵器保有国化防止への障害を一つ取り除くことができたということなのだ。

 しかし、BBCは、「日本が保持している使用済み核燃料に含まれる濃縮度のより低いプルトニウムは核兵器へ転用される潜在的可能性がある」「日本は核兵器を保持しないという方針を転換すれば、1年以内に核兵器保有国となる技術力を持っている」という専門家の見解を紹介しつつ、日本原燃が10月に完成させる予定の青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場で大量のプルトニウムが生産可能であることを伝えている。

 六ヶ所村の核燃料再処理工場で生産されるプルトニウムの核兵器転用可能性について中国で懸念の声が上がっている。(Bloomberg、BBC)

 福島第一原発事故後も国内世論に反して核燃料サイクル政策を転換せずにそれを押し進める安倍政権は、「潜在的核保有国」としての脅威を世界に与えている。

 「原発事故による放射能汚染を垂れ流しつづけ、潜在的核保有国として世界に脅威を与えている国」が今の日本の姿だ。 

Editorial New York Times
Measured Progress on Nuclear Security
By THE EDITORIAL BOARDMARCH 25, 2014
http://www.nytimes.com/2014/03/26/opinion/measured-progress-on-nuclear-security.html?_r=0

Japan to hand over nuclear material to United States
24 March 2014 BBC
http://www.bbc.com/news/world-asia-26716697

日本、高濃縮ウランとプルトニウム返還で米と合意
2014年 03月 24日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJEA2N00I20140324

Japan’s Plutonium Plans Stoke China Tensions on A-Bomb Risk
By Jonathan Tirone and Jacob Adelman
Mar 24, 2014 bloomberg
http://www.bloomberg.com/news/2014-03-23/japan-s-plutonium-potential-stokes-china-tensions-on-a-bomb-risk.html

Japan-US Nuclear Deal Announced at Hague Summit
THE HAGUE, Netherlands March 23, 2014 (AP)
By TOBY STERLING and MIKE CORDER Associated Press
world-leaders-gather-hague-nuclear-summit-23023641

U.S. to help in 'elimination' of sensitive Japanese nuclear stockpile
By Jeff Mason and Fredrik Dahl
THE HAGUE Mon Mar 24, 2014 Reuter
http://www.reuters.com/article/2014/03/24/us-nuclear-usa-japan-idUSBREA2N0IK20140324

日本の核燃料再処理計画、中国が武器転用の可能性に懸念
3月24日(ブルームバーグ)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N2PQCC6K50Y601.html

【Q&A 核安全保障サミットって?】 プルトニウム保有最少化を サイバー攻撃にも対処要請 2014/03/30 共同通47News
http://www.47news.jp/47topics/e/251986.php

安倍政権が核燃料をアメリカへ「返却」した理由
2014年03月27日
Newsweek japan コラム 冷泉 影彦


日本と国際社会の平和と安定に向けた取組
第3回ハーグ核セキュリティ・サミット
外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/dns/n_s_ne/page22_000967.html


 
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by touten2010 | 2014-04-05 21:30 | Comments(0)

福島原発事故の後、全ての日本人が放射能と向き合って暮らすことを運命付けられた。その一人として日々の放射能の情報を整理し、これに向き合う。
by touten2010
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