放射能に向き合う日々

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宮城県仙台市産野生キノコが出荷制限に

9月24日に、宮城県仙台市産野生キノコに出荷制限が設定された。

17日~21日の間に採取されたコウタケとウラベニホテイシメジから基準値を上回る放射性セシウムが検出されたためだ。


これで宮城県内で野生キノコに出荷制限が設定されたのは、栗原市及び大崎市に引き続き3市町村目となった。


原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定について
(原子力災害対策本部長指示)
平成26年9月24日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000058870.html

宮城県内の農林水産物の放射能測定結果について(食産業振興課)
http://www.pref.miyagi.jp/release/ho20140924-2.html
コウタケ 仙台市 (野生) 210 Bq/kg(放射性セシウム)
ウラベニホテイシメジ 仙台市 (野生) 130


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by touten2010 | 2014-09-28 16:08 | 山の幸 | Comments(0)

日本学術会議が「高レベル放射性廃棄物」の暫定保管施設を確保しない限り原発再稼働は許されないと提言

日本学術会議が「高レベル放射性廃棄物」の暫定保管施設が確保されない限り、原発を再稼働することは許されないという報告書を発表した。

この報告書「高レベル放射性廃棄物問題への社会的対処の前進のために」では、「追加的に発生する高レベル放射性廃棄物(新規発生分)については、どのように対処するのか、当面の暫定保管の施設を事業者の責任で確保することを必要条件に、判断するべきである。その点をあいまいにしたままの再稼働は、「現在世代の責任の原則」に鑑みて、将来世代に対する無責任を意味するので、容認出来るものではない。」と、使用済み燃料の保管場所をあいまいにしたままの再稼働は、将来世代に負担を押し付けるものであり、倫理的問題があることを指摘している。

反原発でもなんでもない、日本で最も権威のある学者の集まりである日本学術会議がそこまで言わなければいけないのは、あまりにも当たり前のことを全く考えずに安倍政権が再稼働を進めようとしているからだ。

学術会議は、同時期に出した提言「高レベル放射性廃棄物の暫定保管に関する技術的検討」で示しているように、原発敷地内で暫定保管施設を建設して保管することも案として認めている。

学術会議は、現状では、福島第一原発事故で明らかになったように(そして今でも世界中を放射能汚染の危険に脅かしている)、原子炉建屋内のプールに半ばむき出しの形で保管されている使用済み燃料の保管状況は、あまりにも危険なので、これを何とかするのが常識だと言っているだけだ。


「反原発派でなくても誰が見てもあたりまえの最低限のこと」さえ全くせずに原発再稼働を進めようとしているのが安倍政権なのだ。

日本学術会議
http://www.scj.go.jp/


報告
高レベル放射性廃棄物問題への社会的対処の前進のために
平成26年(2014年)9月19日 日本学術会議
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-h140919-1.pdf
「原子力発電所の再稼働問題に対する総合的判断を行う際には、これから追加的に発生する高レベル放射性廃棄物(新規発生分)については、当面の暫定保管の施設を事業者の責任で確保することを必要条件に判断するべきである。その点をあいまいにしたままの再稼働は、「現在世代の責任の原則」に反し、将来世代に対する無責任を意味するので、容認出来るものではない。p.iii」
「現時点で可能なのは「最終処分場の建設」ではなくて、「暫定保管施設の建設」であるという日本学術会議高レベル放射性廃棄物の処分に関する検討委員会(以下、「前委員会」という。)の認識に基づけば、使用済燃料をどこの暫定保管施設で保管するかを事業者が特定化して確保することを、原発の操業の前提条件とするべきである。そのような条件の明確化をしないままの、既存原発の再稼働や原発建設・増設は、「現在世代の責任の原則」に反して無責任であり、「世代間公平の原則」を満たさず、容認出来るものではないp.12」
「原子力発電所の再稼働問題に対する総合的判断を行う際には、これから追加的に発生する高レベル放射性廃棄物(新規発生分)については、どのように対処するのか、当面の暫定保管の施設を事業者の責任で確保することを必要条件に、判断するべきである。その点をあいまいにしたままの再稼働は、「現在世代の責任の原則」に鑑みて、将来世代に対する無責任を意味するので、容認出来るものではない。新規発生分に関する暫定保管等の放射性廃棄物対処の責任は、発生させた事業者にある。p.20」


報告
高レベル放射性廃棄物の暫定保管に関する技術的検討
平成26年(2014年)9月19日 日本学術会議
高レベル放射性廃棄物の処分に関するフォローアップ検討 委員会
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-h140919-2.pdf


核ごみ対策放置は無責任 学術会議が報告書
2014/09/25 21:39 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201409/CN2014092501001960.html
「日本学術会議は25日、原発から出る「核のごみ」の最終処分に関し、新たに生じる高レベル放射性廃棄物の対策があいまいなまま、原発を再稼働するのは「将来世代に対し無責任」などと指摘する二つの分科会の報告書を正式に公表した。」と報道している。


核のゴミ「30年間暫定保管を」 学術会議報告書公表
2014.9.25 MSN産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140925/dst14092520090007-n1.htm


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by touten2010 | 2014-09-27 22:29 | 全般 | Comments(0)

今年の野生キノコは矢張りやや不安

先日長野県の野生キノコから基準値を上回る放射性セシウムが検出されたことをご報告したが、
今度は山梨県の野生キノコから放射性セシウムが検出された。


同日に公表された野生キノコの放射性セシウム検出データを抽出してみたが、やはりやや不安なデータが多い。


山梨県のマツタケで64Bq/kgというものもある。

しかし、ショウゲンジ等キノコの中には特に多くの放射性セシウムが検出される種類とそうでないものがあり、キノコの種類によって汚染は相当違う。


今年も、関東のデータが出てきていないようだが、もっと多くの地域で多くの種類の野生キノコについて、調査が実施されるべきだ。


食品中の放射性物質の検査結果について(第896報)
平成26年9月17日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000058095.html
No.4115 :山梨県富士吉田市産野生ショウゲンジ(Cs:220 Bq/kg)
No.4122 :山梨県富士河口湖町産野生タマゴタケ(Cs:120 Bq/kg)


第896報のうち野生キノコの放射性セシウム検出値
(産出県、市町村、種類、採取日、放射性セシウム検出値)


青森県
5292 鰺ヶ沢町 サクラシメジ H26.9.1 29(Cs:Bq/kg)


岩手県
5301 花巻市 ナラタケ H26.9.3 <10
5302 盛岡市 ナラタケ H26.9.4 36
5303 北上市 ナラタケモドキ H26.9.3 <10
5304 紫波町 アミタケ H26.9.8 8.6

42 盛岡市 ホウキタケH26.9.4 19


山形県
43 小国町 ナラタケ <16


山梨県
4115 富士吉田市 ショウゲンジ H26.8.27 220
4116 富士吉田市 ホウキタケ H26.8.27 35
4117 富士吉田市 ホウキタケ H26.8.27 46
4118 富士吉田市 マスタケ H26.8.27 48
4119 鳴沢村 アンズタケ H26.8.27 40
4120 鳴沢村 マツタケ H26.8.23 64
4121 鳴沢村 ヤマイグチ H26.8.22 52
4122 富士河口湖町 タマゴタケ H26.8.24 120
4123 富士河口湖町 マスタケ H26.8.24 11


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by touten2010 | 2014-09-20 22:13 | 山の幸 | Comments(0)

朝日新聞の福島第一原発吉田所長調書誤報問題で考えるべきは「所長の判断はそもそも正しかったのか?」

朝日新聞が、5月20日の朝刊トップで、「650人の福島第一原発所員は、原発事故の際に所長命令に違反して逃げ出した」と報じた記事について、誤報であったと社長が謝罪し、社長の辞任もとりざたされる騒ぎになっている。


海外紙でも報道されているが、誤報をした朝日新聞を強く批判する論調ではない。


むしろ、従軍慰安婦の検証記事に対する反応と併せて、自民党首脳部から朝日新聞への強い攻撃を紹介するトーンで記事が書かれており、ウォールストリートジャーナルなどは、「安倍総理や保守的マスコミは、朝日新聞の謝罪で飛び跳ねている(Abe, Conservative Press Jump on Asahi Apology)」という皮肉交じりの見出しをつけている。


仏紙ル・モンドなどは、「政府が調書を公開したのは、異なる報道が出てきたので、公表をせざるを得ない状態に追い込まれたからだ」と、誤報にしろ記事を取り上げた朝日新聞を評価しているようなニュアンスで報道しているようだ。


そもそも、原発事故で危機的状態の真っ最中にある福島第一原発において、事故に対応する所員が650人から50人~60人にも減らされてしまったことで、事故対応に影響は無かったのだろうか?


私は対応する所員が9割もいなくなってしまったことで、事故対応に影響が出なかったはずはないと思う。所員の退避が命令違反ではなく、コミュニケーション不足が原因だったとしたら、東京電力は緊急時の指揮命令系統が不十分だということになるし、所長が「退避して良い」と指示していたとしたら、その指示事体が間違っており、その後の事故の経緯において重大な悪影響を及ぼしていたということが考えられる。

事故直後に、米国務省で事故対応にあたった、ケヴィン・メア国務省東アジア・太平洋局日本部部長は、著書『決断できない日本』(文春新書)で「フクシマ・フィフティーン」と対応している所員を英雄視する論調の報道があったが、巨大な4機の原発に対して対応する所員が50人~60人、つまり一機あたり十数人の所員しか対応していないという事実に震撼した」と述べている。

読売新聞の8月31日の記事によると、吉田所長は「私は退避しろと命令を出していなかったんですが、結果的に所員の退避は正しかったと思います。」と言っているとのことだが、そうだとしたら、そんなあいまいな指揮命令系統にあること自体が大きな問題なのではないか。


朝日新聞の責任よりも、そんないい加減な対応しかできない東京電力に、このまま原発を持たせたままで良いのかといったことの方が重大な問題だ。

点検 吉田調書(上)
2014年08月31日 09時00分
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/feature/chosho/20140901-OYT8T50235.html


みなさまに深くおわびします 朝日新聞社社長
2014年9月12日
http://www.asahi.com/articles/ASG9C6V5QG9CUHMC00L.html?iref=comtop_pickup_04

吉田氏らは「福島の英雄」海外紙が敬意 食い違う日本の調書報道にも注目集まる
更新日:2014年9月8日
http://newsphere.jp/national/20140908-6/

朝日は被害者? 慰安婦、吉田調書問題受け、「右派の攻撃」を米紙強調
更新日:2014年9月12日
http://newsphere.jp/national/20140912-5/

Japanese Newspaper Retracts Fukushima Disaster Report and Fires Editor
By AUSTIN RAMZYSEPT. 11, 2014
New York Times
http://www.nytimes.com/2014/09/12/world/asia/japanese-newspaper-retracts-fukushima-disaster-story-and-fires-editor.html?ref=asia&_r=0

Abe, Conservative Press Jump on Asahi Apology
Sep 12, 2014
By John D'Amico
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2014/09/12/abe-conservative-press-jump-on-asahi-apology/?mod=WSJ_Japan_JapanRealTime&mod=WSJ_Japan_JapanRealTime

朝日の謝罪、仏紙が報道
2014年09月14日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/feature/chosho/20140914-OYT8T50012.html
仏紙「ル・モンド」は「政府が調書公開を決めたのは、内容の異なる報道が相次ぎ、「論議を招

いたからだ」と評した。」と掲載されている。


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by touten2010 | 2014-09-14 16:40 | 全般 | Comments(0)

今年も野生キノコの放射能汚染は続いている

長野県軽井沢町産の野生キノコチチタケから、基準値を上回る放射能汚染値が検出されている。

今年も野生キノコは放射能汚染が続いているようだ。

食品中の放射性物質の検査結果について(第894報)
平成26年9月1日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000056206.html

基準値超過(7件)
No.843, 844 :群馬県赤城大沼、榛名湖産ワカサギ(Cs:110 Bq/kg)
No.1411, 1413, 1418, 1420 :宮城県産ツキノワグマ肉(Cs:130~290 Bq/kg)
No.2201 :長野県軽井沢町産野生チチタケ(Cs:150 Bq/kg)

県内産野生きのこ及び原木栽培きのこ等の放射性物質検査及び野生きのこの情報http://www.pref.nagano.lg.jp/ringyo/kurashi/shobo/genshiryoku/hoshasen/hoshase/kennaisankinoko.html
2014年8月28日 長野県庁
平成26年度県内産野生きのこ類の放射性物質測定結果
http://www.pref.nagano.lg.jp/ringyo/kurashi/shobo/genshiryoku/hoshasen/hoshase/h26kinoko.html


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by touten2010 | 2014-09-06 21:33 | 山の幸 | Comments(0)

福島原発事故の後、全ての日本人が放射能と向き合って暮らすことを運命付けられた。その一人として日々の放射能の情報を整理し、これに向き合う。
by touten2010
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