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放射能に向き合う日々

「全ての原発は安全」という安全評価しか認めない政治家の「具体的名前」

原子力規制委員会の人事が国会でやっと同意された。

「原子力ムラ」出身の田中委員長もやっとこれで委員長として認められた訳である。

しかし、「原子力発電所の原子炉直下や直下の近くに活断層が通っている可能性がある」という科学的事実を認めてしまう田中委員長のやり方が許せない何人かの政治家が、所属する党の方針に反して、採決を棄権したり、反対したりしている。

自民党は高木毅議院運営委員会筆頭理事(福井3区)、細田健一氏(新潟2区)を初め5名が欠席、日本維新の会の石原慎太郎共同代表、平沼赳夫国会議員団代表2名が採決で規律せず反対の姿勢を示したようだ。

2月15日の朝日新聞朝刊によれば、高木議員は福井3区出身で地元に敦賀原発があり、活断層があることが認められ再稼働が認められなくなると「地元から大企業が徹底するぐらいのダメージがある」から、細田議員は柏崎刈羽原発がある新潟2区選出だからというのが理由らしい。

この朝日新聞の記事によると、こうした事実上の造反行為を、石破茂幹事長は「色々な事情があったと考えており、党として特段の対応をとるつもりはない」とコメントしたとのことだ。

つまり、自民党は、原発のある地元の経済的打撃を考慮して「活断層はあっても無かったことにしてもらいたい」という主張をすることは正しいと認めたわけだ。

石原氏は元々「核兵器の選択肢を失うことになるから原発を止めては困る」という意見であり、やはり「活断層はあっても無かったことにすべき」という意見なのだろう、平沼氏も同意見に違いない。

それにしても、日本維新の会は共同代表と国会議員団代表が「活断層はあっても無かったことにしてもらい」と主張しているということであれば、「インチキ脱原発党」であることはもはや誰の目にも明らかだろう。


原子力規制委人事、衆院で同意 自民、棄権組処分なし 
2013.2.14 20:17 MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130214/plc13021420210018-n1.htm

原子力規制委人事 衆院で同意 自民造反組への処分なし
産経新聞 2012年2月15日(金)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130215-00000099-san-pol



by touten2010 | 2013-03-02 02:05 | 全般

福島原発事故の後、全ての日本人が放射能と向き合って暮らすことを運命付けられた。その一人として日々の放射能の情報を整理し、これに向き合う。
by touten2010

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