中国の農村住民の不安を掻き立てる中国政府の原発拡大政策
中国が石炭火力の利用による大気汚染を解消し、温暖化目標を達成していくために、多数の原発を建設することを計画し、その立地が内陸部にも及んできたため、農村住民の不安を掻き立てていると、New York Timesが報じている。
China’s Nuclear Vision Collides With Villagers’ Fears
By CHRIS BUCKLEYNOV. 21, 2015
http://www.nytimes.com/2015/11/22/world/asia/chinas-nuclear-vision-collides-with-villagers-fears.html?hp&action=click&pgtype=Homepage&clickSource=story-heading&module=photo-spot-region®ion=top-news&WT.nav=top-news&_r=0
この記事によるとこうだ、
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中国は1991年に最初の原発の運転を開始してから、すでにおもに東部の海岸地帯に、原子力発電所を30建設しており、国内電力2.4%を原発で賄っている。21の原発が現在建設通で、135の原発が計画段階にある。中国政府当局は2030年には国内電力の10%を原子力発電でまかないたいと考えている。
中国政府の諮問機関であるThe Chinese Academy of Engineering,は、中国内陸部にも原発を建設し、毎年120万人の死者をもたらしている推定される石炭火力の利用からくる中国の都市における大気汚染を緩和するようにとの報告を発表した。
しかし、物理学者のHe Zuoxiu 氏などは、内陸部の原発が事故を起こした場合、食料や飲料水の汚染で多くの被害者を出し深刻な影響を引き起こすと指摘している。
中国で原発に反対している人たちは、原子力発電に頼らなくても、太陽光発電に力を入れたり、送電の効率化により、石炭火力の利用は削減できると考えている。
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この記事にある計画通りに原発が建設されていくと、中国は日本を超える原発大国となっていくことは必至だ。
中国の原発が大事故を起こしたら、日本も影響を免れない。こうした中国の原発政策については、日本国民も注視していくべきだし、中国の原発反対運動と日本の原発反対運動は連携をとっておくべきだ。
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